フットケアでどんなことしてるの?|芦屋まつおクリニック|阪急芦屋川駅の内科・糖尿病科・内分泌代謝科

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フットケアでどんなことしてるの?|芦屋まつおクリニック|阪急芦屋川駅の内科・糖尿病科・内分泌代謝科

フットケアでどんなことしてるの?

看護師の平田です!
本日は当院かかりつけの患者さんの足のお話をしたいと思います。

患者Aさんは80代で糖尿病と心筋梗塞・腰椎脊柱管狭窄症がある方です。Aさんは開院当初より来ていただいています。もともと他院でフットケアをしてもらっていたとのことでフットケアを希望されました。当院では糖尿病の方に対して血流の状態、感覚の状態、爪・皮膚にトラブルがないかの足チェックをしています。

『足チェックで注目した点』

足全体が冷たいですが、血流の状態は問題ありませんでした。

しびれ感はなく感覚テストでも大きく問題ありませんでした。

左の親指に内出血と痛みがありました。右の小指の下の方の皮膚は硬くなり、右の踵はひび割れができていました。

両方の親指の爪は水虫で分厚くなっていました。歩き方は杖を使っても右に傾いて歩いてしまうため杖を使われていました。

体が曲がりにくく足の手入れが難しいため、引き続き当院でもフォローを始めました。毎月のフットケアでは足のチェックと爪切りを行い、くつの工夫や保湿をするよう説明していきました。現在、来られて1年半以上経ちますが、内出血は治り、痛みはなくなり、硬いところやひび割れは改善しています。水虫についても定期的に皮膚科に行って診てもらっています。Aさんからは「助かっています。いつもありがとうございます。」とお声をいただいており、足病変に移行せず過ごせておられます。Aさんが生涯自分の足で歩いて過ごせるように、家族さんに対してもフォローを依頼したり、合併症の進み具合を適宜確認しながら引き続きフットケアをしたいと思っています。