『歯』は大切!
- 2025年10月10日
- 糖尿病
秋の訪れとともに
久しぶりのブログ更新です。
暑さもようやく落ち着き、過ごしやすい季節になってきましたね。
10月9日、母校・兵庫医科大学病院の糖尿病内分泌代謝内科が長年にわたって主催している勉強会に参加してきました。
今回のテーマは「歯周病と糖尿病:血管機能から考える」。
“歯”を切り口にしたとても興味深い内容で、多くの学びがありました。
糖尿病と歯の健康は、実はとても深い関係があります。
たとえば、1日2回(2分以上)の歯磨き習慣を持つだけで、心筋梗塞・脳梗塞・死亡率が低下するというデータがあるのです。驚きですよね。
また、高齢になっても歯が多く残っている方ほど、死亡率や要介護リスクが低いという報告もあります。
糖尿病治療の目的は、さきほどの合併症を防ぎ、健康で充実した人生を送ること。
そのためには、日々の生活に密接に関わる「歯」を守ることも大切な一歩だと改めて感じました。
今後は診療の中でも、患者さんの歯や口の健康についてもお話を伺っていこうと思います。
季節の変わり目でもあり、インフルエンザの流行も始まりつつあります。
当院ではインフルエンザワクチンの予防接種を実施していますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。 院長 松尾俊宏