歯周病と糖尿病について!
- 2024年2月27日
- 糖尿病
皆さんは糖尿病と歯周病に関係があることはご存じでしょうか?歯周病とは細菌感染によっておこる病気です。糖尿病になり血糖値が高い状態が続くと、口の中の唾液の分泌が減ります。それにより唾液中の糖分の濃度が増え、歯垢の付着や細菌の増殖が加速して歯周病が増悪すると考えられています。また歯を支える骨の吸収が促進され、歯がもろくなります。さらに、歯周病によって炎症が起こり、それが続くとインスリンの効果が弱まり、血糖値が悪化します。
このように、糖尿病が悪くなると歯周病が悪くなり、歯周病が悪くなると糖尿病が悪くなるといった悪い循環ができてしまいます。歯周病は糖尿病の合併症の網膜症、腎症、神経障害、心筋梗塞、脳梗塞に続く第6の合併症と言われています。当院では定期的な歯科受診を勧めています。当ビルにはいわもと歯科・矯正歯科があり、連携して治療にあたっています。なにか歯のことで不安があれば、お気軽にお声かけください。
最後に、まだまだ厳しい寒さが続いています。芦屋市ではコロナ感染症は減ってきていますが、依然としてインフルエンザ患者さんの数は高い水準を維持しています。皆さん体調管理には十分に気を付けてください。当院には発熱外来・隔離室があり安心して検査、診察を受けることができます。体調になにか変化があれば当院をご利用ください。 院長 松尾俊宏