死期が近づいたとき、患者さんとご家族に起こる変化とは|芦屋まつおクリニック|阪急芦屋川駅の内科・糖尿病科・内分泌代謝科

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死期が近づいたとき、患者さんとご家族に起こる変化とは|芦屋まつおクリニック|阪急芦屋川駅の内科・糖尿病科・内分泌代謝科

死期が近づいたとき、患者さんとご家族に起こる変化とは

みなさん、こんにちは。阪急芦屋川駅前の内科・糖尿病内科「芦屋まつおクリニック」、院長:松尾俊宏(まつおとしひろ)です。

このコラムコーナーでは、私の専門分野である糖尿病や内分泌代謝疾患、肥満症、そして訪問診療や終末期医療などについて、患者さんのお役に立てる情報を発信していきたいと考えています。

 

はじめに

大切な家族が人生の最終段階を迎えたとき、患者さん本人だけでなく、ご家族にもさまざまな変化が起こります。身体の状態が変化していくことはもちろんですが、それ以上に大きいのが心理的・感情的な変化です。

「これからどうなっていくのだろう」

「自分たちは何をしてあげればいいのだろう」

こうした思いを抱くのは、ごく自然なことです。人生の最期の時間は、患者さんとご家族の双方にとって、これまでの人生を振り返る特別な時間でもあります。

訪問診療の現場では、患者さんが自宅で療養しながら最終段階を迎えるケースも少なくありません。住み慣れた自宅で過ごす時間の中で、患者さんとご家族はそれぞれにさまざまな感情の変化を経験します。

 

今回のコラムでは、死期が近づいたときに患者さんとご家族の心にどのような変化が起こるのか、そしてその時間をどのように過ごしていくことが大切なのかについて解説していきます。

 

【人生の最終段階に起こる変化】

人生の終盤には、身体の変化だけでなく、心理的な変化も現れることがあります。例えば、

・食事量が減る

・眠る時間が増える

・活動量が少なくなる

といった身体的な変化はよく知られていますが、それと同時に感情や考え方にも変化が生じることがあります。この変化は決して特別なものではなく、多くの人に共通して見られる自然な過程です。

 

【患者さんの心理に起こる変化】

 

<人生を振り返る時間が増える>

人生の最終段階になると、多くの患者さんが自分の人生を振り返るようになります。

若い頃の思い出や家族との出来事を話すようになったり、昔の友人の名前を口にしたりすることもあります。これは、自分の人生を整理する自然な過程とも言われています。

 

訪問診療の現場でも、患者さんが家族に対して

「昔はこんなことがあった」

「若い頃はこういうことをしていた」

と語る場面は珍しくありません。

 

このような会話は、患者さんにとって自分の人生を振り返る大切な時間であり、ご家族にとってもその人の歩んできた人生を改めて知る機会になります。

 

<家族への思いが強くなる>

人生の終盤になると、多くの患者さんが家族の存在をより強く意識するようになります。特に、

・家族に迷惑をかけていないか

・家族は大丈夫だろうか

といった思いを抱く方も少なくありません。

そのため、家族がそばにいること自体が大きな安心につながります。特別なことをする必要はなく、ただそばにいて話を聞いたり、手を握ったりするだけでも、患者さんにとっては心強い支えになります。

 

<不安と受容の間で揺れる心>

死を意識するようになると、患者さんの心にはさまざまな感情が生まれます。

不安や恐れを感じることもあれば、穏やかな気持ちで受け入れていく方もいます。

その感情は一定ではなく、

・不安を感じる日

・穏やかな気持ちで過ごせる日

といったように揺れ動くことがあります。

大切なのは、その感情を否定せずに受け止めることです。訪問診療では、患者さんが安心して過ごせるよう、医療面だけでなく精神的な支えも大切にしています。。

 

【ご家族の心理に起こる変化】

患者さんだけでなく、ご家族にもさまざまな心理的変化が起こります。

 

<「何かしてあげたい」という思い>

多くのご家族が感じるのは、「もっと何かしてあげたい」という思いです。

大切な家族の最期が近づいていると感じたとき、人は自然と、

・何か役に立ちたい

・苦しみを少しでも減らしたい

と考えるようになります。しかし、医療の面では専門スタッフが対応することが多いため、「自分には何もできないのではないか」と感じてしまうこともあります。ですが、患者さんにとっては、家族がそばにいることそのものが大きな支えになります。

 

<不安や戸惑い>

ご家族の中には、

・これからどうなるのだろう

・最期の瞬間はどうなるのだろう

といった不安を抱く方もいます。

また、「自分の判断は正しかったのだろうか」と悩むこともあります。訪問診療では、こうしたご家族の不安に寄り添いながら、医療やケアについて丁寧に説明し、一緒に考えていくことを大切にしています。

 

<家族の絆を感じる時間>

人生の最終段階は、悲しい時間であると同時に、家族の絆を改めて感じる時間でもあります。例えば、

・一緒に食事をする

・昔の思い出を話す

・感謝の言葉を伝える

こうした時間は、ご家族にとってかけがえのないものになります。

訪問診療を取り入れることで、患者さんは住み慣れた自宅で過ごすことができ、ご家族も患者さんとゆっくり向き合う時間を持つことができます。

 

【在宅医療が支える最期の時間】

訪問診療は、通院が難しい患者さんのために医師が自宅を訪問し、診察や治療を行う医療です。

また、訪問看護や介護サービスと連携することで、患者さんとご家族を総合的に支える体制が整えられています。

在宅医療の大きな特徴は、患者さんの生活を中心に医療を提供できることです。

病院とは異なり、自宅では家族と一緒に過ごす時間を大切にすることができます。

 

【当院の訪問診療について】

当院では、通院が困難な患者さんのために訪問診療を行っています。

院長である私は、

・日本糖尿病学会 糖尿病専門医

・日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医

・日本内科学会 総合内科専門医

として、糖尿病をはじめとする慢性疾患の管理や内科診療を幅広く行っています。

また、訪問看護や介護サービスと連携しながら、患者さんとご家族が安心して療養生活を送れるようサポートしています。

 

【最期の時間を穏やかに過ごすために】

人生の最終段階は、患者さんとご家族の双方にとって大切な時間です。その時間の中で、さまざまな感情が生まれることは自然なことです。

大切なのは、患者さんが安心して過ごせる環境を整え、家族がそばにいることです。訪問診療は、患者さんとご家族が穏やかな時間を過ごせるよう支える医療でもあります。もし、

・通院が難しくなってきた

・在宅医療について知りたい

・自宅で療養する方法を相談したい

といったお悩みがありましたら、どうぞお気軽に芦屋まつおクリニックまでご相談ください。

患者さんとご家族が安心して過ごせる時間を大切にしながら、私たちは訪問診療を通じてその生活を支えていきます。